オンラインカジノはアカウント登録時に本人確認が不要でも、その後は本人確認が必要になるのが一般的です。
本人確認不要のオンラインカジノを紹介し、本人確認がなぜ必要なのかも解説します。
目次
本人確認不要のオンラインカジノ6選
基本的に資金を出金する際には本人確認が必要です。
しかしいくつかのオンラインカジノは本人確認不要で利用したり出金したりすることができます。
具体的に本人確認が不要になる事由はオンラインカジノによりけりです。
それぞれ詳しく紹介していきます。
ミスティーノ
Curisle N.V.
キュラソー政府ライセンスを取得済み
スペシャル初回入金ボーナス
⇒ミスティーノの入金不要ボーナスの受け取り方
ミスティーノは累計の出金額が小さい限りにおいては、本人確認不要で利用したり入出金を行ったりできます。
ミスティーノって出金額低いとkycいらんのね…。
$30→$97
即出金!— しおんちゃん@ルーレット&BJプレイヤー (@zion_casino) October 18, 2020
公式サイトには具体的に何ドル以上を出金すると本人確認が必要とは記載されていませんでした。
しかし口コミから察すると、おおよそ3000ドル程度は本人確認不要で出金可能と推測できます。
実際に出金実績が少ないうちは、そもそもアカウント認証のページが開放されていません。
しかし絶対に本人確認不要ではなく、一定以上の出金を行うと、サポートから本人確認書類提出の指示が来るのでスムーズに対応するようにしてください。
トラストダイス
Satoshi Gaming Group N.V
キュラソー政府ライセンスを取得済み
トラストダイスは一切本人確認不要のオンラインカジノです。
以降紹介するオンラインカジノは「本人確認不要と言っておきながら、結局必要になる」というものばかりですが、トラストダイスに関しては業界で唯一、本人確認が一切不要となっています。
ただし本人確認不要なのは、まだトラストダイスの認知度が低く、抱えているユーザー数が少ないのが理由かもしれません。
「本人確認不要」という甘い条件でユーザーを釣っておいて、ある程度ユーザー数を確保した時点で、厳密にするため本人確認を厳格に実施するという可能性もあります。
実際にビットスターズは元々本人確認が一切不要でしたが、一転して本人確認を必要としたことで、少し騒がれましたね。
トラストダイスの規約を見ても、本人確認が行われる可能性がある旨は記載されています。
当社は、1BTCまたは2000ユーロに相当する金額を超える出金、もしくは金額に関わらずプレイヤーが申請した出金に対して、当社のゲーミングライセンスに沿って、本人確認を実施する権利を有します。
日ごろは本人確認不要で出金できていたとしても、指示があった場合には柔軟に対応するようにしましょう。
ワンダーカジノ
Sector Media N.V. (住所:Heelsumstraat 51, E-Commerce Park, Curacao.)
キュラソー政府ライセンス取得済み
ワンダーカジノは入出金に仮想通貨を利用する場合は、本人確認が必要ありません。
ワンダーカジノは最高1億円まで出金できますが、仮に超高額出金になってとしても、仮想通貨で入出金を行う場合においては、本人確認書類の提出を求められることはないようです。
ワンダーカジノ
仮想通貨、kyc不用
いいね👍#オンカジ#ワンダーカジノ pic.twitter.com/onnsc8zSRs— ぎゃんぶらぁよっちゃん (@ps_c0884777) October 12, 2020
ただし、仮想通貨以外の方法で入出金を行う場合は本人確認が行われます。
ちなみに単に画像を撮影するだけではなく、自分の顔もセルフィで撮影する必要があるため、「ちょっと恥ずかしい」と不評の声も少なくありませんでした。
ビットカジノ
Moon Technologies B.V. (Kaya Richard J. Beaujon Z/N Landhuis Joonchi II Curaçao)
キュラソー政府ライセンスを取得済み
ビットカジノもワンダーカジノと同じく、仮想通貨で入出金を行う場合は本人確認が不要です。
実際に私はエコペイズで入出金を行っていましたが、最初の出金時から本人確認書類の提出を指示されました。
ほかにも、利用上何か不正の疑いがある場合には仮想通貨ユーザーであっても本人確認を依頼されることがあるようです。
さらに何か疑わしいことが見受けられた場合や規約に違反した行為の疑いがある場合は、関連したお客様のアカウントに対して、オンライン本人確認サービスを提供するエストニア企業であるVeriff(ヴェリフ)の協力を得て本人確認を取る可能性があります。こちらはお客様を不正から守るためにも重要な手続きとなりますので、予めご了承ください。Veriffによるご本人確認ではより確実な本人確認を行うためにパスポートの書類のみが有効となります。
有効な書類はパスポートだけ、というのはなかなか厳しい規定ですね。
スポーツベットアイオー
スポーツベット部門の稼ぎやすさは業界随一で、任意でオッズを高めることのできる『プライスブースト』を搭載しています。
mBet Solutions NV (住所:Schout Bij Nacht Doormanweg 40, P.O. Box 4745, Curaçao)
キュラソー政府ライセンスを取得済み
スポーツベットアイオーはビットカジノの姉妹カジノなので、本人確認の取り扱いについても同じです。
基本的に、仮想通貨で入出金を行っている場合には本人確認不要となります。
しかし口コミを調べてみると、クレジットカードや銀行振込など他の入出金方法においても、本人確認不要でできるケースも結構あるようです。
ユーロ通貨など法定通貨を利用しての出金には本人確認書類の提出が求められることもあります。
利用規約には本人確認必要になる旨も記載されているので、指示があれば対応するようにしましょう。
エルドアカジノ
GLOBAL SYSTEM TECHNOLOGIES INC. (住所:Sea Meadow House,Blackburne Highway,P.O.Box 116 Road Town,Tortola,British Virgin)
フィリピン&カナワケ政府ライセンスを取得済み
【限定】5000円入金不要ボーナス
⇒エルドアカジノの入金不要ボーナスの受け取り方
エルドアカジノも仮想通貨で入出金を行う場合は本人確認不要です。
しかし旧パイザカジノ時代、本人確認不要があだとなって不正に資金が流出する事件が起きました。
【拡散希望】
パイザカジノ
自分のアカウント泥棒に入られ
ビットコイン引き出しで
14万円盗まれました。サポートは口座は自分で管理しろとの事。
ビットコイン引き出しは緩いっぽい。皆さんアカウント管理、対策取って
自分みたいにならない様、注意して下さい‼️なんでポピン祭りの最中に!😭 pic.twitter.com/32yROxG6QA
— ブンチチ (@88bunchichi) August 6, 2020
エルドアカジノから仮想通貨への出金は、ウォレットのアドレスをペーストするだけで行えます。
つまりアドレス自体が有効ならば、第三者であっても関係なく出金できたということですね。
以上紹介してきたオンラインカジノも、すべて仮想通貨出金時はアドレスを送付だけで手続きが完了します。
そのため、同様の資金流出トラブルが絶対に起きないとは言い切れませんね。
本人確認不要はプライバシー保護の観点から魅力的に感じる人も多いと思いますが、旧パイザカジノ時代のような事例は十分起こり得る点は注意しておきましょう。
本人確認はなぜ必要?
オンラインカジノではなぜ本人確認が必要になるのか、理由を解説します。
禁止地域からのプレイでないことの証明
1つ目の理由が禁止地域からのプレイでないことを証明するためです。
オンラインカジノ各社はそれぞれ「この地域に住んでいる人は利用してはいけません」という禁止地域を定めています。
例えばベラジョンカジノの場合は、以下のような国・地域が禁止地域です。
アメリカ、オランダ、フランス、オランダ領西インド諸島、およびキュラソー島に居住するプレイヤーによる当ウェブサイトでのアカウントの開設、または使用は認められておりません。
引用:ベラジョンカジノ利用規約2.1.5
ベラジョンカジノの場合は禁止地域がかなり少ないですが、オンラインカジノによっては30以上、さらには100以上も設定していることがあるので注意してください。
当然ながら、当該地域に住んでいる場合にオンラインカジノを利用していると規約違反となってしまいます。
なお、日本を禁止地域として定めているオンラインカジノはほとんどありません。
日本語対応のオンラインカジノならば、間違いなく日本は禁止地域でないと考えて良いでしょう。
ただし「日本が禁止地域ではない=日本人のオンラインカジノが認められている」という認識はNGです。
あくまでも現行の日本の法律の下では、オンラインカジノに関する規定がなく、合法ではない状態です。
ちなみに本来は禁止地域に住んでいなくても、旅行や海外出張などの際に禁止地域からオンラインカジノを利用すると、現地で違法と見なされてしまうケースもあります。
そのため、オンラインカジノの利用は登録した国からに留めておくのがおすすめです。
制限年齢以下のプレイでないことの証明
2つ目の理由が制限年齢以下のプレイでないことを証明するためです。
仮に年齢を偽って登録しても、本人確認の際には生年月日の記載された公的身分証明書を提出する必要があり、虚偽の情報で登録していることは必ずバレてしまいます。
多くのオンラインカジノは18歳以上が年齢制限です。
しかし以下の通り、一部のオンラインカジノはより厳しい年齢制限となっています。
ベラジョンカジノ・インターカジノ | 20歳以上 |
エルドアカジノ | 21歳以上 |
本人確認を通じて年齢を偽っていることが発覚すると、ほぼ100%アカウント凍結を食らうことになるので注意してください。
政府関係者や要人でないことの証明
3つ目の理由が、政府関係者などの要人でないことを証明するためです。
多くのオンラインカジノは政府や要人関係者による利用を禁ずる規定を設けています。
恐らく、政治的行為を避けたいと考えているためでしょう。
直接的に規約に記載がなくても、多くのオンラインカジノには
ユーザーは、ユーザー自身の能力で、他の人に代わってではなくユーザー自身のために、楽しみや娯楽の目的のみで当ウェブサイトを利用するものします。
といったような記載がありますね。政府関係者や要人の場合には「ユーザー自身のため」「楽しみや娯楽の目的のみ」という部分に抵触する可能性があるということになります。
ブラックリスト掲載者でないことの証明
4つ目の理由が、ブラックリストに掲載されていないことを証明するためです。
要は、他のオンラインカジノで過去に重大な違反をしたプレイヤーは排除するというような意味合いです。
従前は「オンラインカジノサイトからプレイヤーに関する情報が漏れることはない」というのが一般的な認識でした。
仮に情報が共有されるとしても、姉妹カジノ間でのみという風に解説をしている情報サイトも多くあります。
しかし最近は、オンラインカジノ各社で要注意人物については共有する動きも出ているという情報も出てきました。
しかし、トラブルメーカーは最初から排除しておきたいと考えるのは、ある意味当然のことですよね。会社や学校の採用活動とも同じです。
実際に、オンラインカジノのプライバシーポリシーのページを読んでも「絶対に外部に情報は公開しない」とは記載されていません。
お客様が当社のウェブサイトの公開領域にお客様の氏名、住所またはその他の個人情報を提供した場合は、この個人情報も処理します。
また、詐欺防止会社などの第三者サービスの提供者から個人情報を収集することもあります。
恐らくオンラインカジノ業界でも人材が流動的になっており、オンラインカジノAにいた方がオンラインカジノBへと転職するケースも増えているのでしょう。
すると否が応でも危険なプレイヤーに関する情報は持ち出されることとなります。
過去に何か重大なインシデントを犯すと将来的に利用できなくなるオンラインカジノが増える可能性も出てきたということですね。
第三者によるプレイでないことの証明
5つ目の目的が、第三者ではなく完全にアカウント名義人本人がオンラインカジノを利用していることを証明するためです。
「本人の利用しか認めない」という規定は、どのオンラインカジノにも必ずあります。
本人確認の際にクレジットカードなどの提出を求められるのは、第三者から借りた決済方法を不正に利用していないことを証明するというのも大きな目的です。
サポート部門から本人確認の提出があったにも関わらず、すぐに応対しない場合も「第三者による不正利用ではないか?」と疑われることがあります。
なぜなら、普通は本人確認書類などはすぐに撮影して画像をアップロードできるはずですからね。
原則として本人確認が終わらないと、資金を出金できないということは、しっかりと頭に入れておきましょう。
仮に第三者によるアカウント利用が発覚した場合は、オンラインカジノの規約に違反するだけではなく、日本の賭博場開張図利罪が適用されて逮捕される可能性も生じます。
というのも、第三者にアカウントを貸与しているのは、いわばインカジの運営業態のようなものですからね。
借主が「プレイヤー」、貸主であるあなたが「胴元」と見なされることで、対抗犯要件も成立することになります。
アカウントの複数取得が行われていないことの証明
6つ目の目的が、アカウントを複数取得していないことを証明するためです。
オンラインカジノ各社は1人が複数のアカウントを開設することを認めていません。
基本的にどのオンラインカジノの利用規約を見ても、ほぼ最初の方に出てくる規定です。
当ウェブサイトで開設できるアカウントは一つのみです
その理由に関わらず、ユーザーが複数のアカウントの開設、または開設を試みた場合は、当社の裁量で、重複するアカウントでの賭けを無効にすることを含む、ユーザーのいずれか、またはすべてのアカウントをブロックもしくは閉鎖する場合があります。
アカウントの複数登録が認められない理由は、大きく以下の2つが挙げられます。
- オポジットベットなど不正なベットを防止するため
- ボーナスの複数回の取得を防止するため
特にボーナスの複数回取得防止という目的が大きいですね。
ボーナスはオンラインカジノの運営にとっては経費となります。
仮に「ログインできなくなった」という理由があるとしても、絶対に新しいアカウントを開設してはいけません。
サポート部門に依頼をして、対応を仰ぐようにしましょう。
効果的なマーケティングを行うため
7つ目の目的が、運営側が効果的なマーケティングを行うことができるようにするためです。
オンラインカジノ各社は地域ごとや年齢ごと、さらに誕生日に進呈するボーナスなど、プレイヤー個々にパーソナライズしてプロモーションを発信しています。
本来はプロモーションの対象になり得ないプレイヤーに対して、プロモーション情報を発信するのは無駄でしかありませんよね。
無駄であってもプロモーションを行う以上は、人件費やPR費などの様々なコストが生じています。
無駄なコストがかさんでしまえば、その分ボーナス充実度が低下するなど、プレイヤーへの実質的な還元率が低下することもあるかもしれません。
すべてのプレイヤーに最も効率よくマーケティングが行えるようにするという点でも、本人確認を済ませておくことには大きな意味があります。