レッドドッグはトランプを使ってプレイされるカジノゲームの一種です。
よほど熱心なカジノゲームファンでない限り、遊んだことはおろか聞いたこともないという方がほとんどだと思いますが、レッドドッグは知名度の低さとは裏腹に高い中毒性を秘めたゲームだといえます。
この記事ではレッドドッグのルールと遊び方について詳しく解説します。
まだ遊んだことのないカジノゲームに挑戦してみたいという方はぜひ参考にしてください。
レッドドッグとは
冒頭で述べているとおり、レッドドッグはトランプを用いたカジノゲームです。
トランプを使うことから「レッドドッグポーカー」または「ヤブロン」と呼ばれることもありますが、この記事で用いる「レッドドッグ」という呼称がもっとも一般的だといえるでしょう。
レッドドッグは起源こそはっきりしないものの1930年代にラスベガスのカジノで流行したことが確認されています。
しかしブラックジャックやテキサスホールデムといった戦略性を重視したカジノゲームの台頭によって人気は下火となり、ご存じのように現在ではすっかり廃れてしまっています。
ランドカジノではほとんど見かけることもなくなったレッドドッグですが、オンラインカジノなら現在でもプレイすることができるので、興味のある方はこの機会に遊んでみてください。
レッドドッグが遊べるオンラインカジノ
レッドドッグはマイナーなゲームであるため、残念ながらレッドドッグをラインナップしているオンラインカジノはかなり少ないのが現状です。
ここではレッドドッグで遊べるおすすめの日本語対応オンラインカジノについて紹介していくので、ぜひサイト選びの参考にしてください。
ビットカジノ
運営会社 | Moon Technologies B.V. |
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取得ライセンス | オランダ領キュラソー島 |
ビットカジノは業界でもトップクラスの豊富なゲーム数を誇っているので、ゲームのラインナップを重視する方はぜひ遊んでみてください。
ビットカジノでレッドドッグをプレイするには、トップページ上部の検索欄に「red dog」と入力して、表示されるアイコンをクリックします。
カジノイン
運営会社 | Reinvent Ltd |
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ライセンス | オランダ領キュラソー島 |
カジノインは2015年にオープンしたばかりの比較的新しいサイトですが、レッドドッグで遊べることからも分かるように豊富なゲーム数をラインナップしてます。
またボーナスのバリエーションも充実しているなど将来有望なオンラインカジノだといえるでしょう。
ラッキーニッキーカジノでレッドドッグをプレイするには公式サイトのトップページ上部にある検索欄に「red dog」と入力し、該当するゲームのアイコンをクリックしてください。
レッドドッグのルール・遊び方
レッドドッグのルールをひとことで表すと「2枚の手札の数字の間に3枚目のカードが入ったら勝ち」ということになります。
たとえば、手札が「2」と「9」だったとき、3枚目のカードが「3」から「8」のいずれかであればプレイヤーの勝ちですが、「A」「10」「J」「Q」「K」だった場合にはプレイヤーの負けとなります。
レッドドッグにおけるカードの序列は以下のとおりです。
A>K>Q>J>10>9>8>7>6>5>4>3>2
レッドドッグポーカーという異名から察せられるように、ポーカーと同様に「A」は「K」より強い最上位のカードとして扱われます。
たとえば手札が「A」「7」だった場合、プレイヤーの勝利条件は「2」から「6」ではなく「8」から「K」のいずれかとなるので注意してください。
またレッドドッグではジョーカーを除いた52枚のデックを1セットとして使用します。もちろん1セットでもプレイは可能ですが、本格的なプレイを楽しみたいのであれば複数のデックを用意すると良いでしょう。
コンセクティブ
レッドドッグが「2枚の手札の数字の間に3枚目のカードが入ったら勝ち」というルールであることは先に述べました。
手札が「6」「7」のように連続する数字だった場合には間に3枚目のカードが入る余地がないため、そのような手札を引いた時点で自動的に惹き分けとなり、賭け金は全額返還されます。
手札の数字が連続している状態をレッドドッグでは「コンセクティヴ」と呼ぶので、ぜひ覚えておきましょう。
ペアー
レッドドッグをプレイしていると、稀に手札の2枚が同じ数字、つまりペアーが揃っている場合があります。
3枚目に配られるカードが手札と異なる数字であれば上で紹介したコンセクティヴと同じく引き分けとなり賭け金が全額返還されます。
もし3枚目のカードも同じ数字、ポーカーでいうところの「スリーオブアカインド」ならプレイヤーの勝利となり、賭け金の12倍の配当を獲得します。
配られた3枚のカードの数字がすべて同じ状態のことをレッドドッグではズバリ「レッドドッグ」と呼ばれ、もっとも大きな配当額を獲得できるので、コンセクティヴと併せて覚えておいてください。
スプレッド
レッドドッグで勝利した場合の配当は2枚の手札の数字の開きによって異なります。レッドドッグにおける配当は以下のとおりです。
勝利条件 | 配当 |
レッドドッグ | 12倍 |
スプレッド1 | 6倍 |
スプレッド2 | 5倍 |
スプレッド3 | 3倍 |
スプレッド4~11 | 2倍 |
スプレッドとは2枚の手札の間に入る数字の数のことで、例えば「2」「4」のように手札の間に入る数字がひとつしかない状態を「スプレッド1」、間に入る数字が2つある状態を「スプレッド2」と呼びます。
当然ながら間に入る数字が少ないほど勝つことが難しくなるので、手札の間に入る数字の数に反比例して配当が高くなります。
レッドドッグでは手札を配られた時点で勝ったときに得られる配当が決定するので、配当はしっかりと頭に入れておくようにしてください。
オンラインカジノでレッドドッグをプレイする場合には、配当を覚えるまではメモを参照しながらプレイすることをおすすめします。
ゲームの流れ
レッドドッグのルールを理解したら、次はゲームの流れについて覚えていきましょう。ここではオンラインカジノで遊べるテーブルゲームを題材に解説していきます。
まずは任意の金額のチップをベットエリアにベットします。
ベットが済んだら「ディール」ボタンをクリックして、2枚の手札を引きます。
手札を引いたら「スタンド」か「ライド」かを選択できるので、手札の状況を見てアクションを決定してください。それぞれのアクションの意味合いは以下のとおりです。
- スタンド:何もせずに3枚目のカードを引く
- ライド:最初の賭け金と同額のチップを追加でベットして3枚目のカードを引く
アクションを決定して3枚目のカードを引いたら、結果に応じて配当を獲得します。
手札がコンセクティヴなら引き分けとなり、賭け金は自動的に返還されます。
最初に引いた2枚がペア―だった場合には自動的に3枚目のカードが配られ、結果に応じて配当を獲得します。
以上で1ラウンド終了です。ベット額を変えてプレイを続行するときは「クリア」、同じベット額でプレイする場合は「リピート」をクリックしてください。
レッドドッグを実際に遊んでみました
それでは実際にレッドドッグをプレイしていきましょう。
まずはベット額の設定ですが、今回は適当に1ラウンドあたりの賭け金を$5に設定してプレイします。「ディール」ボタンをクリックしてプレイ開始です。
なんといきなりコンセクティヴでした。通常はここで「スタンド」か「ライド」かを選択しますが、コンセクティヴの場合には自動的に引き分けとなって賭け金が全額返還されます。
2ラウンド目も引き続き$5をベットしたところ、ペアーだったため自動的に3枚目のカードが引かれ、ドローとなりました。
コンセクティヴもドローも出現率はそれほど高くないので、いきなりコンセクティヴとドローが続くのはかなり珍しいパターンだといえますね。
3ラウンド目の手札は「J」と「K」でした。間に入る数字は「Q」だけ、つまりスプレッド1なので勝った場合の配当は6倍となります。
配当こそ大きいですが勝率はかなり低いので、ここは追加ベットをせずに「スタンド」を選択します。
3枚目のカードは「A」でした。予想どおり外れたので、「スタンド」を選択して正解だったようです。
続く4ラウンド目。手札は「4」と「8」です。間に入る数字は「5」「6」「7」の3つなのでスプレッド3、勝ったときに得られる配当は賭け金の3倍となります。
スプレッド1ほどではありませんが、勝率が高いとはいえないので今回も「スタンド」を選択します。
3枚目のカードは「Q」でした。今回も損失を最小限に抑えることに成功しましたが、配当を確認しなければ資金は収支は落ちこんでいく一方です。
5ラウンド目のカードは「7」と「9」でした。スプレッド1なので今回も追加ベットをせずに3枚目のカードを引きます。
結果は外れでした。なかなか良い手札が出ませんが、レッドドッグは辛抱が大切です。ここはじっとチャンスを待ち続けましょう。
6ラウンド目。手札は「6」と「Q」でした。スプレッドは「5」でした。スプレッド4以上は配当が変わらないので、できるだけスプレッドが多いハンドを待ちたいところですが、ここを勝負所と読んで「ライド」を選択します。
3枚目のカードは「7」でした。6ラウンド目にして初の勝利です。
「ライド」を選択して賭け金と同額のチップを追加ベットしたので、($5+$5)x2=$20の配当を獲得しました。
初勝利の勢いで連勝を狙いたいところですが、7ラウンド目の手札は「9」と「J」でした。スプレッド1なので、ここは一旦引いて「スタンド」を選択します。
3枚目のカードは「9」です。残念ながら連勝とはなりませんでしたが、損失を抑えることができたので良しとしましょう。
8ラウンド目で配られたカードは「5」と「Q」でした。スプレッド6の良い手札なので、このチャンスを逃す手はありません。「ライド」で追加ベットをして利益の最大化を狙います。
3枚目のカードは「9」、見事に勝利を収めることができました。$20の配当を獲得です。
続く9ラウンド目。配られた手札は「2」と「7」でした。スプレッド4なので勝負をしても良いのですが、ここは勝ち目が薄いと踏んで「スタンド」を選択します。
3枚目のカードは「9」でした。どうやら「スタンド」を選んで正解だったようです。
10ラウンド目の手札は「4」と「K」、スプレッド12と勝率はこれまでで最高の手札です。もちろんこのチャンスを逃すつもりはないので、迷わず「ライド」を選択します。
結果はプレイヤーの勝利。$20の配当を獲得です。ちなみに3枚目で「9」を引くのは8ラウンドから3回連続となります。関係ないですが、けっこう珍しいことですね。
結果
今回レッドドッグをプレイした結果をまとめると、以下のようになります。
ラウンド | 賭け金 | 勝敗 | 収支 | 累計損失 |
1 | $5 | △ | 0 | 0 |
2 | $5 | △ | 0 | 0 |
3 | $5 | × | -5 | -5 |
4 | $5 | × | -5 | -10 |
5 | $5 | × | -5 | -15 |
6 | $5+$5 | ○ | +10 | -5 |
7 | $5 | × | -5 | -10 |
8 | $5+$5 | ○ | +10 | 0 |
9 | $5 | × | -5 | -5 |
10 | $5+$5 | ○ | +10 | +5 |
10ラウンドをプレイして勝ったのは3回、負けたのは5回、引き分けが2回と勝敗だけを見ると負け越した結果となりますが、勝ったラウンドでは漏らさずライドを選択していたため、最終的な累計損失は$5のプラス収支となりました。
レッドドッグは基本的に運に依るところの大きいカジノゲームなので、これといった攻略法は存在しませんが、勝率が50%を超えるスプレッド7以上の手札で必ず「ライド」を選択すれば勝率の向上が期待できます。
ただし、今回のようにゲームの流れを読んで勝てそうだと踏んだときにはスプレッド7未満でも積極的に追加ベットをして、勝ったときの利益を高めていきましょう。
まとめ
レッドドッグは1930年代にラスベガスのカジノで流行したカードゲームの1種です。
現在では人気こそ下火になってしまいましたが、レッドドッグはシンプルかつ奥深いゲーム性を備えた中毒性の高いカジノゲームだといえます。
オンラインカジノならネット環境さえあれば時間や場所を気にせず気軽にレッドドッグを楽しむことができるので、興味のある方はこの機会にぜひプレイしてみてください。