PayPayカジノ(ペイペイカジノ)の違法性について解説します。PayPayカジノ(ペイペイカジノ)とは、基本的にPayPay銀行を使って入金できるオンラインカジノを意味します。また、一部界隈ではPayPay(ペイペイ)を使った入金代行業者を指す言葉としても使われます。
PayPayカジノは違法なのかという問題について、国内の逮捕事例を挙げながら違法となる理由について解説します。PayPayカジノ(ペイペイカジノ)で遊びたいと考えている人は参考にしてください。
目次
PayPayカジノとは
最近PayPayカジノという言葉がオンラインカジノ業界で広まりつつあります。前提として、PayPayカジノという名称のオンラインカジノは存在しません。また、PayPayカジノは「バーコードやQRコードで買い物をするように、PayPayを使って遊べるオンラインカジノ」という意味でもありません。
PayPayカジノには、大きく分けて2つの意味があります。
- PayPay銀行で入出金できるオンラインカジノ
- PayPayを利用したオンラインカジノ専門の決済代行業者
以下、それぞれの意味について詳しく解説します。
PayPay銀行で入出金できるオンラインカジノ
PayPayカジノとは、PayPay銀行を使って入出金できるオンラインカジノを意味します。オンラインカジノの中には銀行送金で入出金できるサイトがあり、PayPay銀行に対応したオンラインカジノも増えています。
以下、PayPay銀行に対応したオンラインカジノ例です。
- ボンズカジノ
- TEDBET
- ベラジョンカジノ
- カジノシークレット
- ミスティーノ
PayPay銀行で入出金できるオンラインカジノそのものは違法ではありません。なぜなら、政府公認のギャンブルライセンスを取得しており、海外で合法的に運営しているからです。ラスベガスにあるランドカジノが合法的に運営されているのと同じように、多くのオンラインカジノは公的機関の認可を得て、法律に則って運営しています。
ただし、オンラインカジノに対する法律と、客側に適用される法律が異なるケースがあります。合法的に運営しているオンラインカジノであっても、使い方を間違えると違法となるため注意が必要です。
PayPayを利用したオンラインカジノ専門の決済代行業者
PayPayを利用した決済代行業者もPayPayカジノと呼ばれます。Discordでは「ペイカジ」というサービス名で、オンラインカジノへの決済代行を請け負っていたようです。
PayPayを使ったオンラインカジノの決済代行は以下の手順で行われます。
- 客が業者にPayPayを使って送金する
- 業者が客のオンカジアカウントにチップを送金する
客が業者のPayPayアカウントに送金し、業者がカジノを通じて客のアカウントにチップを送金する仕組みで入金します。出金するときは逆に、客が業者のカジノアカウントにチップを送金し、業者が客のPayPayアカウントに送金します。パチンコの景品交換システムである「三点方式」と似たような仕組みです。
Stakeカジノのように、オンラインカジノの中にはユーザー同士でチップを送金できるカジノがあります。実際に、ペイカジではStakeカジノの入金代行を請け負っていたようです。
このような決済代行業者が拡散された背景には、未成年のオンラインカジノ利用者数が増加していることが原因の一つとして挙げられます。オンラインカジノの利用には年齢制限があり、18歳または20歳未満の人は遊べません。年齢を偽れば登録自体はできますが、本人確認(KYC)が認証されないので自由に入出金してプレイできません。
しかし、決済代行業者を利用すれば、カジノ側の審査なしで、年齢を偽って登録した未成年でも入出金できるようになります。ペイカジは未成年を中心にSNSで拡散されており、PayPayカジノが注目される要因となっています。
また、この手法に目をつけた未成年を含むグループが逮捕された事例が2024年にも発生しています。
ネットカジノ用の仮想通貨用立て 20代2人が10億円超集金か 賭博客の身元隠しに加担 兵庫県警など
引用元:神戸新聞NEXT
記事内容では、電子計算機使用詐欺の容疑での検挙となっていますが、実態として仮想通貨への交換を無許可で行っていたとのことです。
この交換された仮想通貨は本人確認なしにオンラインカジノで利用可能だったことから、賭博幇助の容疑についても捜査が行われています。
このように「ペイペイ」を利用したオンラインカジノへの不正な斡旋は、金融法と刑法の賭博罪の両方の容疑がかかる可能性があるため、利用すべきではありません。
PayPayカジノは違法なのか?
PayPayカジノには2つの意味がありますが、日本在住ユーザーにとってはどちらの意味でも違法です。以前は「日本ではオンラインカジノはグレーゾーン」と曖昧な見方が主流でしたが、今でははっきりと「違法である」と認識されています。
ここでは、最近のオンラインカジノに対する各機関の対応について触れながら、PayPayカジノの違法性や噂についてご紹介します。
PayPay銀行公式サイトで注意喚起している
PayPay銀行の公式サイトでは「オンラインカジノへの入出金は犯罪である」と注意喚起しています。
海外で合法的に運営されているオンラインカジノであっても、日本国内から利用するのは犯罪になります。
実際にオンラインカジノを利用した方が賭博罪で検挙された事例がありますので、絶対にやらないでください。
引用元:PayPay銀行
PayPay銀行そのものがオンラインカジノへの利用を注意喚起している以上、PayPay銀行側はオンラインカジノを違法なものとして捉えています。
また、2022年10月に警察庁と消費者庁は連名で「日本でオンラインカジノを利用することは犯罪である」と明言しました。
日本国内ではオンラインカジノに接続して賭博を行うことは犯罪です。
詳しくは警察庁ホームページをご覧ください。https://t.co/lBVcp2r1kb pic.twitter.com/IZSzg6M12N— 警察庁 (@NPA_KOHO) October 24, 2022
これを機に、政府や金融機関がオンラインカジノへの取り締まりと規制を強化し、各銀行もオンラインカジノへの決済に対する警戒を強めています。PayPay銀行も同様に、オンラインカジノへの入金に口座を使用しないよう、ユーザーに注意喚起し始めたのでしょう。
政府はオンラインカジノへのサイトブロッキングを検討している
オンラインカジノが違法なものであるという認識から、政府はオンラインカジノへのサイトブロッキングを検討しています。2023年5月に開かれた衆院消費者問題特別委員会では、河野太郎デジタル大臣を中心にオンラインカジノへのサイトブロッキングが議題に挙げられました。
参考:オンラインカジノ 河野氏、サイトブロッキングの適否検討|カナロコ
オンラインカジノの国内利用者数は年々増加傾向にあり、ギャンブル依存症や違法性について問題視されています。政府機関は対策として、サイトブロッキングも視野に入れています。今のところオンラインカジノを規制する法律はありませんが、法整備を進めて本格的に取り締まりを強化していくことが予想されます。
オンラインカジノへのサイトブロッキングについては、下記の記事で詳しく解説しています。
PayPayカジノ(ペイカジ)の運営者が逮捕されたという噂がある
PayPyaカジノ(ペイカジ)の運営者が逮捕されたという噂がSNSを中心に広まっています。
ペイカジが飛んだ?逮捕?が話題の様ですが未成年も多く利用していたコミュニティなので改めてお気をつけ下さい。
— カジノクエスト (@casinoquest777) December 14, 2023
ペイカジ運営者と連絡が取れず、アカウントも削除されていることから「逮捕されたのでは?」という噂が拡散されました。
みなさんペイカジ復活してたとか言ってますが偽物の詐欺サーバーですよ。
お気をつけて pic.twitter.com/C3uD4weS6V
— kirarin.com (@KIRA_TINPO) December 17, 2023
また、この噂と連動して、ペイカジに似せた偽物のサーバーが登場しています。
PayPayカジノが違法となる理由
PayPay銀行が利用できるオンラインカジノを国内から利用する行為は違法であり、PayPayが使える入金代行業者を利用する行為も違法です。なぜ、これらの行為が違法となるか、PayPayカジノが違法となる理由を解説します。
日本在住ユーザーには日本の法律が適用される
海外で合法的に運営しているオンラインカジノであっても、日本在住ユーザーがプレイする際は日本の法律が適用されます。PayPay銀行を使ってオンラインカジノに入金してお金を賭ける行為は、日本の法律では賭博になります。
第百八十五条 賭と博をした者は、五十万円以下の罰金又は科料に処する。ただし、一時の娯楽に供する物を賭かけたにとどまるときは、この限りでない。
引用元:刑法(e-GOV法令検索)
決済代行業者とその客が逮捕された事例がある
2023年9月にオンラインカジノの決済代行業者が逮捕されたという報道がありました。業者は「スモウペイ」という名で客に代わってオンラインカジノに入金を代行するサービスを提供していました。スモウペイの運営者が常習賭博ほう助の疑いで逮捕・書類送検されています。また、利用客18名は単純賭博罪で書類送検されています。
警視庁と愛知、福岡両県警の合同捜査本部は9月27日までに、海外のオンラインカジノ運営事業者に客の賭け金を送金していた決済代行業者の2人を、客の賭博行為を手助けしたとして常習賭博幇助(ほうじょ)の疑いで逮捕した。
~(中略)~
2人のほか、同システムの運営に関与したとして男女5人を常習賭博幇助の容疑で、2021年7月から2022年7月にかけて同決済代行サービスを利用していた客18人を単純賭博の疑いで、それぞれ書類送検した。
引用元:Amusement Japan Web
PayPayカジノも同じようなサービスとなっており、スモウペイと同様に逮捕・検挙される可能性が高いと言えます。
ペイペイカジノとかいう違法なカジノサーバーdiscordにあるけど平気で運営してるやつ頭大丈夫か、即報告しておいた
— Usa (@u3s8a) July 22, 2023
SNSでも、多くのユーザーが「PayPayカジノは違法なものである」と認識しています。PayPayカジノの決済代行は、SNSのダイレクトメッセージなどで勧誘されることもあるようです。「PayPayを使ってオンラインカジノで遊べるよ!」などと勧められても、絶対に関わってはいけません。
PayPayカジノを利用する際の注意点
PayPayカジノを日本国内から利用する行為は違法です。しかし、場合によってはPayPayカジノを利用しても違法にならないケースがあります。PayPayカジノで遊ぶ際は、法律を遵守すると同時に安全な方法で利用することが大切です。
ここでは、PayPayカジノを利用する際の注意点を解説します。
居住国の法律を遵守する
PayPay銀行を使ってオンラインカジノに入金する際は、居住国の法律を遵守してご利用ください。国によってはオンラインカジノの利用を法律で厳格に規定している場合があります。
たとえば、韓国では国内外問わずあらゆる賭博は法律で禁止されています。江原にはランドカジノがありますが、地元の韓国人は入場できず、完全に外国人観光客向けのカジノとなっています。もちろん、オンラインカジノの利用も違法として扱われます。
一方、フィンランドなどのヨーロッパ諸国やオーストラリアはオンラインカジノを合法化している国です。国内でオンラインカジノをプレイしても犯罪にはなりません(自国運営のオンラインカジノに限る場合があります)。
PayPayカジノを利用する際は、ユーザーが在住する国の法律を遵守してプレイすることが大切です。
国内運営の決済代行業者は利用しない
日本国内で運営していると思われる決済代行業者は絶対に利用してはいけません。スモウペイの事例のように、利用客も違法であるため賭博罪で逮捕される可能性が高いです。
日本国内で運営しているインターネットカジノやオンラインカジノ決済代行業者は、明確に違法なものです。実際に、日本国内に店舗を構えて客に賭博をさせたインターネットカジノ店は、全国各地で摘発されています。
鹿児島市の集合住宅の1室でインターネットカジノ店を運営し客に賭博をさせたとして、鹿児島県警は12日までに、常習賭博の疑いで同市中央町、会社役員の男(43)や同市加治屋町、無職の女(29)ら20~50代の従業員男女5人を逮捕した。客として賭博をした男3人も単純賭博容疑で逮捕。
引用元:南日本新聞
2023年12月には、鹿児島市の集合住宅の1室で運営されていたインターネットカジノ店が摘発され、経営者と従業員、客が合わせて8人逮捕されています。日本国内で営業している違法カジノ店は絶対に利用してはいけません。
また、スモウペイの事件で逮捕された運営者は、別の罪で再逮捕されると同時に常習賭博罪で起訴されています。
再逮捕されたのは沖縄県宮古島市の前田由顕(よしあき)容疑者(42)=常習賭博罪で起訴。
引用元:朝日新聞
検察側が起訴した際の有罪率は99.9%だと言われています。具体的な判決はまだ報道されていませんが、起訴された以上、有罪になる可能性は極めて高いでしょう。裁判所で有罪の判決が確定すれば、日本国内で運営している決済代行業者は正式に違法として判断されたことになります。
PayPayを利用した決済代行業者も例外ではありません。運営元が日本であるならば、スモウペイと同様に運営側も客側も逮捕される可能性が高いです。
オンラインカジノに入金する際は、カジノ側が正式に導入している決済方法を直接使用しましょう。クレジットカードや銀行送金以外にも、仮想通貨やpayz、ベガウォレットなどのオンライン決済といった安全な入金方法があります。
オンラインカジノに安全に入金したい場合は、仮想通貨を利用するのがおすすめです。オンラインカジノで仮想通貨を利用するメリットをまとめました。
- 入出金スピードが早い
- 手数料が安い
- 匿名性・安全性が高い
- 本人確認なしで出金できる場合がある
オンラインカジノで仮想通貨を利用する際、他の決済方法よりも入出金スピードが早くなる傾向があります。なぜなら、仮想通貨そのもののセキュリティレベルが高いからです。
仮想通貨はブロックチェーン技術によって高度に暗号化されており、匿名性と安全性が高いと言われています。高額な資金がやり取りされるオンラインカジノで活用するのに最適で、仮想通貨で直接ベットできるカジノが増えています。また、仮想通貨のセキュリティレベルを考慮して、仮想通貨による入出金なら本人確認を求めないカジノもあります。
今後、オンラインカジノでの決済は仮想通貨が主流になっていくことが予想されます。決済スピードが早くて手数料が安いなどユーザーにとっての利便性も高いので、オンラインカジノを長く遊びたい人は仮想通貨ウォレットを開設しておくことをおすすめします。
銀行側から連絡が来ることがある
PayPay銀行を使ってオンラインカジノに入出金した際、銀行側から確認の連絡が来るケースがあります。
PayPay銀行から
電話来て詐欺など犯罪に
使われてる可能性あるから
強制解約だって
意味わからん書面での解約になる為
一週間から10日前後かかるって
、、、その送金先書いたら
そっちも止められる可能性あるかな??
もう疑心暗鬼朝からだるっ
終わってるわぁぁぁ— JゅJゅ@なのだ (@jjnanoda) November 27, 2023
詐欺や犯罪に使われている恐れがある口座は、強制解約や口座凍結される可能性があります。
黄金の人もそうだけどオンカジ界隈のペイペイ銀行凍結発動してるん?
自分には全く関係ないんだけど、数件見かけたからさ— ヤミー (@pcyuu3930) February 24, 2022
オンラインカジノ界隈でもPayPay銀行の口座が凍結され始めているようです。強制解約や口座凍結が不安な人は、PayPay銀行を使ってオンラインカジノに入金するのは避けた方が無難です。
まとめ:PayPayカジノは正しいやり方で利用しよう!
今回は、オンカジ界隈で話題のPayPayカジノについてご紹介しました。日本国内からPayPayカジノを利用する行為は違法です。PayPay銀行を使って国内からオンラインカジノに入金すること、PayPayを使った国内運営の決済代行業者を利用することは絶対にやめましょう。
当サイトでは海外居住者向けにおすすめのオンラインカジノをご紹介しています。ライセンス取得の有無や安全性などを調査して、安心して遊べるオンラインカジノのみを取り上げています。銀行送金以外に仮想通貨やオンライン決済などに対応した、安全に入金して遊べるオンラインカジノを多数紹介しているのでぜひ参考にしてください。
PayPayカジノに関するよくある質問
PayPayカジノは未成年でも利用できますか?
PayPayカジノに限らず、オンラインカジノは未成年の利用を禁止しています。年齢を偽ってPayPayカジノに登録して遊ぶのは絶対にやめましょう。
PayPayカジノのdiscordサーバーを教えてください。
PayPayカジノ(ペイカジ)のdiscordサーバーは現在閉鎖されています。PayPayカジノを日本在住ユーザーが利用するのは違法です。また、ペイカジの偽物アカウントも出現しているのでご注意ください。
PayPayカジノでStakeカジノは遊べますか?
PayPayカジノ(ペイカジ)はおもにStakeカジノでチップのやり取りを行いますが、PayPayカジノの決済代行を利用したプレイは推奨しません。Satkeカジノで遊ぶ際は、Stakeカジノが導入している正規の決済方法を利用し、居住国の法律を遵守してお楽しみください。
PayPayカジノでプレイしたことはバレますか?
国内運営の決済代行なら、顧客名簿などから利用が発覚する可能性があります。実際に、スモウペイの例では顧客が18名逮捕されています。