バカラは「カジノの王様」との異名をもつ人気のカジノゲームです。
「カジノの女王」と呼ばれるルーレットと並んで、カジノにおいてもっとも人気の高いカジノゲームだといえるでしょう。
バカラの人気の秘訣はそのシンプルさにあります。
簡単にルールを呑みこむことができる手軽さと、シンプルであるが故の奥深さを兼ね備えているため、ギャンブル初心者からハイローラーまで幅広いプレイヤーに親しまれています。
この記事ではバカラのルールについて徹底解説するとともに、ゲームの流れを画像つきで紹介します。
これからバカラで遊んでみようという人はぜひ参考にしてください。
目次
バカラのルールを解説
バカラはトランプを使ったカードゲームです。
カジノにおけるバカラのテーブルではひとりのディーラーに対して複数人のプレイヤーが座ることができますが、バカラは「プレイヤー」と「バンカー」という仮想の対戦相手のどちらが勝つかを予想するゲームなので、プレイヤー同士で対戦することはありません。
日本でいうところの「丁半博打」に近いイメージですね。
バカラに必要なもの
バカラをプレイするために揃えておきたい道具は以下のとおりです。
- カード
- チップ
- テーブルマット
- シャッフラー
- カードシュー
- ディスカードホルダー
これらの道具はどれもバカラに限らずほとんどのトランプゲームで用いられるものなので、何人かで集まってトランプゲームをプレイする機会があるという人は揃えておくようにすると良いでしょう。
またデックがひとつだけだとカウンティングが容易にできてしまうため、公平を期すためには少なくとも2~3デックは用意しておきたいところです。
ただし複数のデックを混ぜてしまうとそれぞれのデックを元に戻すことが難しくなるので、友人や親戚の間でかるく遊ぶ程度なら1デックだけでも問題ないでしょう。
ちなみにランドカジノやオンラインカジノでは一般に6~8つのデックを同時に使用しています。
勝利条件
バカラではディーラーが「プレイヤー」と「バンカー」にそれぞれ2枚ずつの手札が配り、手札の合計値の下1桁が「9」により近い方が勝利となります。
このとき、A~9までのカードはすべてその数字どおりに扱われますが、10~Kのカードはいずれも「0」として扱われるので注意が必要です。
カードのナンバー | バカラにおける扱い |
A | 1 |
2 | 2 |
3 | 3 |
4 | 4 |
5 | 5 |
6 | 6 |
7 | 7 |
8 | 8 |
9 | 9 |
10 | 0 |
J | 0 |
Q | 0 |
K | 0 |
たとえば、「プレイヤー」の手札が7とQ、「バンカー」の手札が4と8だった場合には、「プレイヤー」の手札の合計値が7+0=7、「バンカー」の手札の合計値が4+8=12となるため、下1桁が「9」に近い「プレイヤー」の勝利となります。
先でも触れましたが、バカラは「プレイヤー」と「バンカー」という仮想の対戦相手のどちらが勝つかを予想するゲームなので、このとき「プレイヤー」が勝つ方に賭けていたプレイヤーは配当を獲得し、「バンカー」の勝利、もしくは引き分け(タイ)に賭けていたプレイヤーはベットしたチップを没収されます。
引き分け、つまり「プレイヤー」と「バンカー」の手札の合計値の下1桁が同じ数になる確率はかなり低いため、バカラは「プレイヤー」が勝つか「バンカー」が勝つかを予想する二者択一のゲームだといえるでしょう。
およそ1/2という勝率の高さも人気の秘訣のひとつですね。
ゲームの流れ
バカラの大まかなゲームの流れは以下のとおりです。
- 「プレイヤー」「バンカー」「タイ」のいずれかにチップをベットする
- 「プレイヤー」と「バンカー」にそれぞれ2枚ずつ手札が配られる
- カードの合計値に応じて手札に3枚目のカードを加える
- 勝敗が決定
- 勝負の結果に応じて配当を受け取る
「プレイヤー」「バンカー」ともに、手札に3枚目のカードを加えるかどうかは、2枚のカードの合計値の下1桁によって決定します。
ディーラーの意思が反映されることはないので、公平性が崩れる心配はありません。
「プレイヤー」に3枚目のカードが配られるのは手札の合計値の下1桁が「5以下」かつ「バンカー」の手札の合計値の下1桁が「8」「9」以外のときだけですが、「バンカー」の場合は少し複雑になります。
「バンカー」に3枚目のカードが配られる条件は以下のとおりです。
- 手札の合計値の下1桁が「2以下」の場合
- 手札の合計値の下1桁が「3~6」かつ「プレイヤー」が3枚目を引いていない場合
- 手札の合計値の下1桁が「3」かつ「プレイヤー」が3枚目を引き、そのカードの値が「8以外」だった場合
- 手札の合計値の下1桁が「4」かつ「プレイヤー」が3枚目を引き、そのカードの値が「0」「1」「8」「9」以外だった場合
- 手札の合計値の下1桁が「5」かつ「プレイヤー」が3枚目を引き、そのカードの値が「1」「4」「5」「6」「7」のいずれかだった場合
- 手札の合計値の下1桁が「6」かつ「プレイヤー」が3枚目を引き、そのカードの値が「6」「7」のいずれかだった場合
「バンカー」の手札の合計値の下1桁が「7以上」の場合には手札に3枚目のカードが加わることはありません。
また、「プレイヤー」の手札の合計値の下1桁が「8」もしくは「9」の場合には上記の条件を満たしていても3枚目のカードは配られないので注意してください。
つまり、「プレイヤー」と「バンカー」どちらか片方でも手札の合計値の下1桁が「8」か「9」なら最初に配られた2枚の手札で勝負をおこなうということですね。
かなりややこしいのですぐにはおぼえることができないかもしれませんが、プレイヤーとしてプレイするのであればこれらの条件をおぼえる必要はありません。
まずは勝利条件と数字の扱い方、大まかなゲームの流れを抑えておくようにしましょう。
バカラで遊んでみた
バカラのルールと大まかなゲームの流れについては理解できたでしょうか。
それではいよいよ実践篇です。
まずは「プレイヤー」「バンカー」「タイ(引き分け)」のどれにベットするかを決定します。
引き分けになる確率は低いので、実質的には「プレイヤー」と「バンカー」の2択ですね。
なんの情報もないので、ここでは適当に「バンカー」にベットしてみましょう。ベット額も適当に$10としておきます。
1ハンド目
「プレイヤー」の手札は「9」と「J」でした。
「9」はそのまま「9」として扱われますが、バカラにおいて「J」は「0」として扱われるため、手札の合計値は9+0=9となります。
手札の合計値の下1桁が6以上なので3枚目のカードは配られません。
一方「バンカー」の手札は「Q」と「6」です。
「Q」は「J」と同様にバカラでは「0」として扱われるため、手札の合計値は0+6=6となります。
手札の合計値の下1桁が「6」かつ「プレイヤー」が3枚目のカードを引いていないので、「バンカー」に3枚目のカードが配られる条件を満たしているように思えますが、「プレイヤー」の手札の合計値が「9」なので3枚目のカードは配られません。
1ハンド目は手札の合計値がちょうど「9」だった「プレイヤー」の勝利です。
「バンカー」にベットしていた$10はすべて没収されてしまいました。気を取り直して2ハンド目にまいりましょう。
2ハンド目
特に理由はありませんが、2ハンド目も1ハンド目と同じく「バンカー」に$10をベットします。
「プレイヤー」の手札は「A」と「Q」、「バンカー」の手札は「J」と「8」でした。
バカラにおいて「A」は「1」として扱われるため、「プレイヤー」の手札の合計値は1+0=1、「バンカー」の手札の合計値は0+8=8となります。
「バンカー」の手札の合計値が「8」なので、「プレイヤー」「バンカー」ともに3枚目のカードは配られません。
2ハンド目は「バンカー」の勝利でした。
ベットした$10から5%のコミッションが引かれて、$9.5の配当を獲得です。
3ハンド目
ここまで連続で「バンカー」にベットしてきたので、3ハンド目は「プレイヤー」にベットしてみます。
「プレイヤー」の手札は「6」と「8」、「バンカー」の手札は「8」と「10」でした。
「バンカー」の手札の合計値が「8」なので、3枚目のカードは配らずに最初に配られた2枚の手札で勝負をおこないます。
「6」対「8」で、結果は「バンカー」の勝利です。
4ハンド目
「バンカー」の勝利が続くと読んで、「バンカー」に$10をベットします。
「プレイヤー」の手札は「J」と「K」、「バンカー」の手札は「5」と「A」でした。
「プレイヤー」の手札の合計値が「5以下」なので3枚目のカードが配られます。
3枚目のカードは「10」でした。3枚ともバカラでは「0」として扱われるカードなので、「プレイヤー」の手札の合計値は「0」となります。
「バンカー」の手札の合計値は「6」ですが、「プレイヤー」に配られた3枚目のカードが「6」「7」以外だったので「バンカー」に3枚目のカードは配られません。
「0」対「6」で、結果は「バンカー」の勝利です。
5ハンド目
まだ「バンカー」の連勝が続きそうな気がするので、再度「バンカー」に$10をベットです。
「プレイヤー」の手札は「5」と「8」、「バンカー」の手札は「4」と「5」でした。
バカラではカードの合計値の下1桁をカウントするので、「プレイヤー」の値は5+8=13の下1桁をとって「3」となります。
「3」対「9」で5ハンド目も「バンカー」の勝利です。
6ハンド目
6ハンド目も引き続き「バンカー」に$10をベットします。
「プレイヤー」の手札は「K」と「K」、「バンカー」の手札は「Q」と「3」でした。
「プレイヤー」の手札の合計値が「5以下」であるため、「プレイヤー」に3枚目のカードが配られます。
3枚目のカードは「4」でした。
「K」は「0」として扱われるので、「プレイヤー」の手札の合計値は「4」となります。
「バンカー」の手札の合計値が「3」かつ「プレイヤー」に配られた3枚目のカードが「8以外」だったので、「バンカー」にも3枚目のカードが配られます。
3枚目のカードは「2」でした。
「バンカー」の手札の合計値は0+3+2=5となります。
「4」対「5」で6ハンド目も「バンカー」の勝利です。
7ハンド目
4ハンド目から「バンカー」が3連勝しています。連勝はこれ以上続かないと踏んで、「プレイヤー」に$10をベットします。
「プレイヤー」の手札は「10」と「Q」、「バンカー」の手札は「9」と「7」でした。
「プレイヤー」の手札の合計値が「5以下」なので「プレイヤー」に3枚目のカードが配られます。
3枚目のカードは「A」でした。
「A」はバカラにおいて「1」として扱われるため、「プレイヤー」の手札の合計値は0+0+1=1となります。
「バンカー」の手札の合計値が「6」でしたが、「プレイヤー」に配られた3枚目のカードが「6」か「7」ではなかったので「バンカー」に3枚目のカードは配られません。
「バンカー」の手札の合計値は9+7=16となり、下1桁をとって「バンカー」の値は「6」となります。
「1」対「6」で7ハンド目も「バンカー」の勝利です。
8ハンド目
「バンカー」の連勝はまだ終わりません。「バンカー」に$10をベットです。
「プレイヤー」の手札は「7」と「4」、「バンカー」の手札は「7」と「2」でした。
「バンカー」の手札の合計値が「9」なので、「プレイヤー」「バンカー」ともに3枚目のカードは配られません。
「1」対「9」で「バンカー」の5連勝です。
9ハンド目
9ハンド目も続けて「バンカー」にベットします。
「プレイヤー」の手札は「7」と「2」、「バンカー」の手札は「8」と「3」でした。
「プレイヤー」の手札の合計値が「9」なので、3枚目のカードは配られません。
「9」対「1」で「プレイヤー」の勝利です。
10ハンド目
9ハンド目で久しぶりに「プレイヤー」が勝ったので、10ハンド目では「プレイヤー」にベットしてみます。賭け金は据え置きの$10です。
「プレイヤー」の手札は「9」と「Q」、「バンカー」の手札は「3」と「10」でした。
「プレイヤー」の手札の合計値が「9」なので、最初に配られた2枚の手札で勝負をおこないます。
「9」対「3」で「プレイヤー」の勝利です。
結果
バカラを10ハンドプレイした結果は以下のとおりです。
ハンド | 賭け金 | 勝敗 | 累計収支 |
1 | $10 | × | -10 |
2 | $10 | ○ | -0.5 |
3 | $10 | × | -10.5 |
4 | $10 | ○ | -1.0 |
5 | $10 | ○ | +8.5 |
6 | $10 | ○ | +18 |
7 | $10 | × | +8 |
8 | $10 | ○ | +17.5 |
9 | $10 | × | +7.5 |
10 | $10 | ○ | +17.5 |
10ハンドをプレイして6勝4敗、累計損益は$17.5のプラスでした。
バカラの勝率は1/2であるため、今回のシミュレーションでは理論上の確率よりも多く勝つことができました。
賭け金を抑えてプレイすれば大きく負けることはないので、ルールをおぼえたらまずは実際にプレイしてみることをおすすめします。
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まとめ
バカラはトランプを使った人気のカジノゲームです。
ルールがシンプルなだけでなく、およそ1/2と勝率も高いから初めて遊ぶ人でもベテランのギャンブラーと遜色のない緊張感あふれるプレイを楽しむことができます。
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